音ノ音 -Notes of Tone-

モノを通して綴る、日常のキロク

MEET THE PARENTS:アラサー女が彼氏を親に会わせるということ

私がまだまだ子供だった頃、"Meet the parents (2000)"という映画を観て思いました...

 

娘の彼氏を前に、両親(特に父親)がこんなにもおかしな振る舞いをするなんて... コメディーだからだよね〜!

 

と。

ミート・ザ・ペアレンツ (字幕版)

世間一般からすると、かなり教育熱心な父と、天然ボケな母に育てられた私は、アラサーになるまで両親に自身の恋愛の話をしたことが【いっさい】ありませんでした。

 

「彼氏はいないの?」という、思春期ぐらいからあってもおかしくはない質問すらなかったので、話す機会もなく就職をしたのです。

(※ 人並みに恋愛をし、人並みに彼氏がいました。ちなみに。)

 

 

 

就職をして2年目ぐらいに、当時お付き合いをしていた人と旅行をすることになりました。

 

母に電話で

「●月に1週間ぐらい、マレーシアに行ってくるね〜。」と言ったら、

 

「誰と?」

 

と聞かれました。(※ 至極当然)

 

当時、なーんにも考えていなかった私は、まさかそんな質問されるとは、想定していなかった...!

 

「えぇ?今、お付き合いしてる人と...だけど?」

 

 

母、沈黙。

 

 

そして、次の言葉は

「お父さんは、それ、知ってるの?」

 

【それ】ってどれ?!旅行?!彼氏?!え?!

 

母の前に父に言うはずもなく...平静を装い、父には話していない旨を伝えると、

 

「私が若い頃は、そんなこと考えられなかった... お父さんに話すから、ちょっと待ちなさい」

 

と、言われました。

 

結局、旅行はしたのですが、その際「旅行の後でいいから、彼を一度、うち(実家)に連れてらっしゃい」と、(圧力たっぷりに)条件を出されたのでした。

 

 

 

電話の一部始終を聞いていた、当時の彼から

 

「そもそも俺の存在を伝えていない、ってとこが驚きなんだけど?隠してるの?」

 

「今までの彼氏はどうしてきたの?」

 

「ってか、自分のお金で旅行するんだから、別に両親の許可いらないでしょ?」

 

「別に会いに行ってもいいよ、それでご両親の気が済むなら。」

 

等々... 質問責めに合いました。

 

 

 

学生時代の恋愛TALKでは、親の話なんて出てこなかったけれど、就職してからはそんな話も増えた気がします。

 

あぁ、結婚しろっていうプレッシャーはこうしてかかってくるのか... と、初めて実感した出来事でもありました。

 

旅行の後、実家に当時の彼を連れて帰りましたが、両親はニコニコするばかり。

 

 

 

しかし!

 

 

 

その後、両親の猛烈リサーチが始まりました。

 

「どこの大学出てるの?」「仕事はなんなの?」「ご両親は?」「ご兄弟は?」「趣味はなに?」「食べ物の好き嫌いは?」...

 

当時、このままお付き合いが続けば、この人と結婚するかもなぁ、と思った人だったので、それなりに丁寧に答えたことを覚えています。

 

 

 

さて、時は流れ2017年。

 

現在、お付き合いしている人を母に会わせることになりました(用事があり上京するついで、らしいですが...)。

 

 そんな過去の出来事を思い出し、今から非常に気が重い。

 

娘もだいぶいい歳なんだから、こちらも見定められている... と思ってほしいものです。

 

どうなる事やら...